2013年5月5日日曜日
全線5.7km、流鉄の旅
2012年の夏。思い立って、千葉のローカル鉄道「流鉄(りゅうてつ)」に乗ってきました。常磐線の馬橋駅から、北に伸びる5.7km。全線わずか11分の旅。
行きは、新松戸駅から歩ける幸谷駅を起点にしました。駅は、ビルのような建物の中に。「関東」+「ローカル線」ならではの光景です。
電車は数色のカラーリングがあり、それぞれに「流馬」「あかぎ」などの名前が付けられている模様。
スカイツリー線ユーザーとしてはあかぎ=群馬の赤城山のイメージですが、どうやら、流山市内にある「赤城神社」が由来のようです。
車内には、部活帰りの高校生や、買い物帰りの女性、定年後とおぼしき男性など。都内地下鉄で見るような、ビジネスマン・ウーマンはほとんど乗ってませんでした。
息つく間もなく、あっという間に流山駅。青春18きっぷで延々と乗り継いできたかのような錯覚を覚えますが、近くには市役所もあり、りっぱな関東の都市です。
近くにはもちろん、イトーヨーカドーが見える。セブン&アイとイオンは、日本中を同じ色に染めていきます。
新しめの戸建てが延々と並ぶ様子が窓から見えましたが、住民の皆さんはヨーカドーへ行き、日々買い物をしているのでしょう。
そういえば、少し前に地下鉄で「母になるなら、流山市」という車内広告を見かけたことがあった。
ちょうど妊娠中だったこともあって、「家に帰ったら検索してみようかな」とズバズバささりました。良いコピーだと思うし、こういう広告にOKを出す流山市って、なかなか良い街なのかな?なんて思ったなー。
帰りはひとつ先の平和台駅から。こちらもタイル貼りの質素な駅舎。
ホームで電車を待つ間に聞こえたのは、「じーじー」というセミの声と、「パッポー」という横断歩道の音。田舎の都市の夏、ど真ん中な音でした。
【2012年8月乗車】
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