2013年6月16日日曜日

青春18きっぷの思い出【1】初めての18旅



 「旅の手帖」最新号が、青春18きっぷの特集でした。夏恒例?もうそんな季節なんだなぁ。


 私が初めて「18旅」をしたのは12年前、大学3年生の頃のこと。お金も勇気もなく、海外へ行くというアイデアがなかった私は、時間ばかりあり余る夏休み、西へ西へ向かう旅程をひとりで組みました。

【初日】
東京より「ムーンライトえちご」(車中泊)→朝、京都着。金閣寺など観光→夕方、大阪着。戎橋など観光

【2日目】
大阪より「ムーンライト九州」(車中泊)→朝、福岡着。ラーメンなど食す→昼、広島へ向けて出発→夕方、広島着。お好み焼きなど食す→広島のユースホステルに宿泊

【3日目】
広島、原爆ドームなど観光→昼、米子へ向けて出発→米子より「ムーンライト八重垣」(車中泊)

【4日目】
朝、京都着。金沢へ向けて出発→午後、金沢に到着。→金沢のユースホステルに宿泊

【5日目】
金沢より、大糸線など経由して東京へ帰宅。

・・・以上が、おおまかな流れ。東北出身の私は、とにかく西へ西へ行ってみたかった。今では体力的に絶対無理な行程だ。。恐るべし20代。

 ちなみに、上記のうち「ムーンライト九州」と「同八重垣」はすでに廃止。「ムーンライトながら」も、かなり限定された運行になっている模様。いまはLCCとか格安バスとか、いろいろあるからねぇ。

 当時は家にネット環境を持っていなかったため、全て図書館で借りたガイドブックと時刻表のみが頼りでした。

 本も、各地の本を全部持って行く訳にいかないから、必要そうな部分をコピーして。いまなら、分かんないことがあったらスマホでサッサッ、だけど。

 琵琶湖のほとりを通る湖西線の終着駅から北陸本線への接続が、時刻表を見てもどうしても分からない・・・まあ、行けば何とかなるだろうと思っていたら、実際に何ともならなくて(時刻表は嘘をつきません)、なーんにもない駅で4時間くらい待たされたこともあったなぁ。

 「18きっぷ本」てのも、今でこそ旅雑誌の定期的な特集や、キレイな写真満載のムックがたくさんあるけど、当時はあまりなかった。モデルケースをなぞるだけではない、本当に「オリジナルの旅」を作り上げる必要があったのです。大げさだけど。

 さて、この旅以降、ちょっとした日帰りの旅や、実家への帰省にも、18きっぷをどんどん使うようになりました。いまだに新幹線や飛行機を使うお金をもったいなく感じてしまう(笑)。目的地近辺を見て、「この未乗車路線にも足を伸ばせるかな」なんて、毎回考えてしまいます。

 子連れでは、しばらくは無理そうかな。廃止の噂が定期的に出る切符ですが、いつまでもあって欲しいです。

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