マタニティマーク。
妊娠前は、コレをつけてる人を見たら、すぐに席を譲るようにしてました。「あれっ?この人ニンプさん?それともただのデ○?」という時には、さりげなくバッグを見て、判断基準にもしたり。
妊娠5か月まで都内まで通勤していたので、妊娠が分かるとさっそく駅でもらい・・・ましたが、付けるのに躊躇してしまった。
※余談ですが、「母子手帳発行の際にももらえる」みたいな記述をよく見かけたので、私ももらえるのかなぁ〜と思ってたら、キーホルダーではなくステッカーでした。(埼玉県某市)足立区の隣なのに、クルマ社会なのね。モータリゼーション。
さて、マークを付けるのに躊躇した理由。つわりもなく元気ニンプだったので「譲ってもらわなくても」という思いがあったこと。それから、ネットの声を調べると、このマークかなり賛否両論なんですね。
「ニンプなんだから譲ってもらって当然ということか!」とか(←思ってないよ)、「幸せアピールのつもり?」とか(←考え過ぎでは・・・)、「子供を作ったのは自己責任!なんで譲らなきゃいけないの?」とか(←・・・)。さらには「不妊の人が見たらどう思うか考えろ」というものまで。
でも、いろいろ考えましたが、やはり私は付けることにしました。だって、おなかの子を守れるのは、自分しかいないから。「どう感じる人がいるかを想像する」のも大事だけど、やっぱり、自分にとっていちばん大切なものを守らなくてはいけない。
この件で、昔勤めていた会社で聞いた社長の訓話(?)を思い出しました。「私はどこからでもはい上がれる。全てを失って、清掃夫になってもいい」(※求人を取り扱う会社で、「職業に貴賤なし」がモットーだったのに(笑))。私はこれを聞いた時、「従業員の親や知人に清掃夫がいたりする可能性は考えないのかな」と、ぼんやり考えていました。
でも、そんな可能性を考えるよりも、「この話に共感できる社員」に向けてメッセージを発することが重要だったんだなぁと、後から気づきました。全ての可能性を検討していたら、意見や立場を明確にすることなんてできない。私は「共感できる社員」じゃなかったから、辞めちゃったけどね。
だから別に、マークに反発を感じる人は、譲ってくれなくていいです。私も、登山に向かうバス(特に帰路)では、お年寄りハイカーに席譲らないもん。「ここに来る元気あるだろ!」って。
マタニティマークは、「席を譲って欲しい」(のはやまやまですが)以前に、「おなかの子を守っています」ということ。マークを付けているか否かで、緊急時の対応が変わる可能性もあるらしいですし。
・・・なーんてグチグチ考えなくても、弱い立場の人が自然と手を差し伸べてもらえる、やさしい世の中であって欲しいものですが。
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