2013年6月24日月曜日

往路一本勝負!上信電鉄



 仕事の用事で上信電鉄に乗りました。上州と信州を結ぶから上信、と当然思いますが、実際には群馬県の高崎と下仁田を結んでいるだけ。昔は延伸計画があったようですが、世界恐慌(どんだけ昔だ!)の影響により頓挫し、名前だけが残ったようです。

 高崎駅で乗り換え。ホームに入る前に現れる、発車時間の巨大な表示。「今度の発車」「次の発車」というざっくり感が良いですね。



 車両は・・・(下仁田)ねぎカラー?側面には地域の小学生の絵がプリントされるなど、ローカル感たっぷりです。



 実は、この道中の写真はほとんどありません。というのも、「用事を終えて、帰路にゆっくり撮ろう!」と思っていたのですが、帰路は先様が駅まで車で送ってくれたのでした。てっきり、下車した駅まで送ってくれるのかと思っていたのですが、なかなか着かないなぁ・・・と思って、「これって、どこまで送ってくださってますか?」と聞いたところ、10駅あまり離れている高崎駅に向かっていたのです。

 おそらく、学生と老人以外の地元の方には、電車を使う習慣がないのでしょう。駅と言えば高崎。どおりで、行く前に電話した際、「最寄り駅は○○駅ですか?」と聞いたら、「ええっと・・・○○駅だっけ?(社内の他の人に聞く声)」というやりとりがあったわけだ。最寄り駅すらあやふやなぐらい、電車が定着していない。

 教訓としては「チャンスがあったら、即撮影」。いつでも帰路があると思ったら大間違い。

【2013年2月乗車】

無理をしないマタ旅 富士山&B級グルメ



 2度目のマタ旅は、安定期の7か月に。今度は夫婦2人です。

 「富士山が見たい」という私の願いを聞いてもらい、河口湖周辺へ。その後富士山は世界遺産に登録されたので、まさに先取りでしたね。

 電車でのアクセスも調べましたが、やはり時間&コストが車の非にならない。体調も良い、ということで、今回の移動手段は車をチョイス。

 水戸岡鋭治さんデザインの「富士登山電車」に1区間だけでも乗れないか粘りましたが、1泊での旅程&車持ちでは難しいということで、今回は断念しました。いつか、子どもと乗れる日を楽しみにすることにします。

 というわけでこの旅は、車を縦横無尽に走らせ、富士山&B級グルメに終始。


【B級グルメ】

★まずは「白須うどん」で吉田うどん!


 具はキャベツのみのシンプルうどんです。途中で自家製の辛みそを入れると、味にアクセントをつけることができます。





















 店構え&店内は、冗談抜きで「親戚んち」といった雰囲気。看板もなく、2回くらい通り過ぎました。畳敷きの部屋で、子どものおもちゃが転がる中、親戚のおじさん風の常連客とともに食します。スタッフのおばさんは、生後間もない子どもをおぶって仕事してました。





















★「富士宮焼きそば学会」で富士宮焼きそば!



 富士山本宮浅間神社のほど近くにある「お宮横丁」内のアンテナショップにて。富士宮焼きそば特有のもちもち麺は、何度食べてもおいしいですね。


★富士市の老舗喫茶店「アドニス」で元祖つけナポリタン!




 「♪つけナポリタン 富士市」という、googleのCMで知った新興B級グルメ。テレビ番組内で考案されたメニューということで、若干色眼鏡で見ておりましたがなかなかおいしかった!つけ汁にずっしり鶏肉が入っていて、850円というのも安い。

 ただ、お店は完全に「地元の喫茶店」です。地元常連客と、つけナポを求める観光客が入り乱れております。常連さんのタバコが、ニンプは少し気になりました・・・。

【富士山】
カチカチ山ロープウェー頂上より





















羊越しの富士山。朝霧高原付近にて






















 かなり長い距離を車で移動しましたが、体調不良になることもなく、無事に終えました。車旅行のポイントとしては、

◎休憩はこまめに。水分補給は忘れずに
◎疲れたら座席をフルフラットにして休む。

 まあ、当たり前のことばかりですね。そして、何よりも大切なのが、

◎楽しいこと!

 「おおー!富士山見えてきた!」「次はつけナポだ!」などなど、楽しくて常にテンションが高かったので、気持ち悪くなる暇もありませんでした。「次はココまでがんばる!」と思えるように、小さな立ち寄りスポットをいろいろ入れ込んで行くのがいいかもしれません。

【2013年3月訪問】

無理をしないマタ旅 スペーシアと野岩鉄道で川治温泉へ【2】



 さて、この時泊まったのは「湯けむりの里 柏屋」。川沿いのお風呂から、橋を渡る野岩鉄道が見える!というのが決め手でした。

 お部屋の案内には、電車の通過時間一覧もしっかりファイルされていました。私たちも、時間に合わせて外を散策。妹とキャーキャー言いながら撮影しました。

 東武車両のカラーリングも、紅葉の色とマッチしています。






















 写真にこそ撮りませんでしたが、夜ごはんの途中と、お風呂から通過電車を見ることができました。まさに「銀河鉄道の夜」の光景?

 翌日は、この野岩鉄道に乗り、観光の拠点となる鬼怒川温泉駅へ。

 ちょうどよくホームに滑り込んできたのは、「AIZUマウントエクスプレス」。普通乗車券で乗れる快速列車で、1日3往復のみというから乗れてラッキー。

赤いボディが遠目からでも目立ちそうです






















 車内の様子。ベージュとゴールドを基調とした、なかなかゴージャスな内装。イスもふかふかだし、モニターがあったりと豪華。車内販売もありました。


 車内だけでなく、窓外の渓谷美を楽しむ。わずかな乗車時間、大忙しです。





















 「AIZUマウントエクスプレス」の名の通り、野岩鉄道は会津方面へ向かう路線。2012年11月当時は、次作の大河ドラマ「八重の桜」を路線を挙げて押していました。今頃は、乗客が増えたりしているんでしょうか?

 4駅だけ乗って、鬼怒川温泉駅に到着。車で移動組と合流し、ロープウェイなどを楽しみました。

 帰りもスペーシア。席が確保できなかったら快速で延々帰るつもりでしたが、昼頃にケータイから予約して、なんとか3席確保。まとまった席が取れず、妹だけ違う車両になってしまいましたが。

 普段、最寄り駅を通過するスペーシアを見て、いつも「ガラガラだなぁ・・・」と勝手に東武の経営を不安視していましたが、紅葉時期はさすがに混んでますね。

 行きと同じ藤色カラーの車両でした。





















 というわけで、妊娠3か月のマタ旅は、何事もなく無事に終了しました。我々夫婦、私の両親と妹、という、私が全く気を遣う必要のないメンバーだったのも良かったんでしょう。

ポイントとしては、
◎ダンゼン、電車>車。電車は、優等列車を惜しみなく使うこと。
◎疲れたら横になる。おつきあいは無理しない。
◎「せっかくだから」の精神は封印(朝風呂は我慢しました)。
◎観光ポイントは詰め込まない。

・・・こんなところかな。繰り返しになりますが、「無理しない」が重要です!

【2012年11月乗車】

2013年6月23日日曜日

無理をしないマタ旅 スペーシアと野岩鉄道で川治温泉へ【1】



自己責任で「マタ旅」



 妊娠中の旅行を「マタ旅」(=マタニティ旅)というらしい。旅行会社のプランとしてはまだあまり充実していないけれど、「ディズニーランドへ行こう!」「グァムへ行こう!」など、た○ごクラブ的な雑誌ではよく特集が組まれています。妊娠中のタレントのブログでも、「行ってきました!」ってけっこうある。

 この「マタ旅」流行について、批判的な声もあるそうで。ディズニーランドからの妊婦搬送件数がけっこう多く、問題になっているとのこと。「自己責任」そして「無理をしない」が大前提ですね。

 私は、妊娠中2回旅行をしました。1度目は、3か月の時。まだ安定期前ということで最後まで迷いましたが、もともと決まっていた日程だったので、場所だけ近場に変えて実行。不安視していたつわりがほとんどなかったというのも、大きな決め手でした。


あんまりスピードアップしない特急



 行き先は栃木県の川治温泉。ずっと乗りたかった我らが東武の「特急スペーシア」にて向かいました。

 春日部駅にて乗り込む。









































 スペーシアは全席指定。それを知らなかったらしいおばちゃん3人組が、乗車前の切符チェックで乗務員ともめていた・・・。どうやら無理やり乗ったっぽくて、空いた席を点々としていました。

 さて、今回の旅の「足」について、夫からは最後まで「家からドアtoドアで行ける車のほうが楽なんじゃない?」と言われましたが、最終的に私が選んだのは電車でした。

 スペーシアに乗っておきたい!というのももちろんありましたが(笑)、つわり時期(ほとんどなかったとはいえ、多少の体調不良はあったので)の車はほんとに辛かった。。たぶん、「揺れ」が駄目なんだと思う。

 ちょっと近所までランチ、とかのお出かけでも、車酔い、とまでは行かないけどなんだか気持ち悪くなって、助手席のシートを限界まで倒して寝ていました。

 ので、片道3時間とか無理!な心境だったのです。

 その点、電車が座席もしっかりしてるし、揺れはするけど、軽自動車のような小刻みな振動はない。何より、自分のテンションもMAX(笑)。気持ち悪くなる暇もなく、電車を選んで大正解でした。





















 車内にあるビュッフェ。おみやげ類、飲食物が売っています。しかし、なんとホットスナックしかなく、お昼ご飯をたこ焼きとポテトなどでしのぐことに・・・お弁当は売り切れだったのかしら?少しわびしかった。。

 スペーシアの感想としては、「特急」という割に、あまりスピードが出ないんだなぁという感じ。けっこうな数の駅に止まるんです。まあ東武らしいし、のんびりしていて良いのですが・・・。

 この日は11月、日光の紅葉も終盤という時期で、満席でした。宴会をしているグループが多かった印象です。






















 終点で、野岩(やがん)鉄道に乗り換え。「会津」「高原」「鬼怒川」といったワードに叙情を感じつつも、車体は東武カラーなので、あまり新鮮味はありません。





















 目的地の川治湯元駅では、「かわじい」が迎えてくれました。

(つづく)

2013年6月22日土曜日

西松屋がシーンとしている理由



陣痛が来ない時には「焼肉&オロC」



 40w4d、まだ生まれません。

 「初産は遅れがち」と言うし、「あの人も遅れたよ」とかもよく聞くけど、その時のニンプさんの気持ちってあまり聞いたことない(生むと忘れるのかな?)。妊娠本には、遅れた場合の心構えとかも書いて欲しいな。

 ちなみに今の気持ちは「そろそろ出てきてくれてもいいんじゃない?」。土日は夫が一緒だからいいけど、平日は雑巾がけ&散歩ぐらいしかできることなくて暇〜。遠出しちゃいけないような感じがするし。

 今日はランチで焼肉に行ってきた。予定日前々日に続き、すでに2度目。夜寝る前には、こちらも2度目のオロCを試してみます。



コスパで選ぶならダンゼン西松屋




 さて、妊娠が分かってからよく言われるのが、「赤ちゃん本舗とか行くの?」。行かないことはないけど、「赤本」より足しげく通ったのが「西松屋」です。もちろん、自分が妊娠して初めて足を踏み入れました。

 とにかく安い!ベビー服、子ども服1枚が数百円とか。哺乳瓶や石けん類、ベビーカー、チャイルドシート等々、何もかも安い。

 いままで何度か友人知人に出産祝いを贈ってきましたが、子ども界に関する知識がなかった私は「贈り物といえば・・・」と、百貨店の上階にある子ども服売り場でプレゼントを購入していました。

 5000円のお祝いセットで、トップスと靴下だけ、帽子とスタイだけとか。「5000円でこれだけしか入ってないんだぁ・・・見栄え悪いかなぁ、でも、5000円は5000円だし!それにしても子ども服ってなんて高いんだ!」と思いながら贈っていました。

 でも、自分で買う側になって分かったのは、「百貨店が異常!」ということ。だいたい、普通のサラリーマン家庭にとって、すぐに大っきくなる子どもに、1枚数千円の服なんて買い与えられるわけないのだ。その5000円があったら、西松屋で何枚買えることか(笑)。

 もらったら超・超・重宝するだろうけど、でも西松屋の服詰め合わせとかは
なかなか贈りにくいよなぁ。さじ加減難しいところです。

 それと、贈る際のセオリーとして、「生まれてすぐのサイズではなく、1年後に着られるサイズを贈るのが良い」とよく言われますが、これも、「(想定している)1年後、季節は一体いつなのか」が重要だということも理解。

 その時店頭に並んでいた夏用のワンピがかわいくて、思わず贈ったことがあるけど、ひょっとしてサイズが合わず、着られないままに終わった可能性も?子どもはあっという間に大きくなるらしいから。

 ちなみに、テレビでやっていたけど、西松屋は「わざと」店舗をガラガラに保っているらしいです。店員の数も最小限に抑えて、サービスもしないとか。「お母さんたちが、気兼ねなく買い物できるように」だって(+コスト削減)。

 混雑してる店舗を見て「そろそろやばい」と言っているのが面白かった。「やばい」店舗は、近隣にもう1店舗オープンさせて、客を分散させるそう。確かにいつ行ってもシーンとしてます。

 夫は当初「この店、このままで大丈夫なのか?潰れたら困るんだけど・・・」と思っていたらしいけど、まさかわざととはねぇ。

 これからもお世話になります。


2013年6月19日水曜日

40w1d、アディショナルタイムに突入



 予定日超過。まだ1日の超過しただけど、なんだか焦ります。「待つしかない」時間が、こんなにつらいものだとは・・・。

 予定日だった昨日は、朝に部屋&廊下の雑巾がけ、フィットネスクラブまで往復徒歩(45分×2)、マタニティビクス(1時間)、階段の上り下り、そして最終手段・オロナミンCまで摂取し、「良い」と言われるものは全て試したのに、効果は表れませんでした。。

 たとえば受験や就職試験だったら、「その日」が来れば結果が分かる。仕事上のやりとりだったら、たいてい締め切りがある。締め切り日を過ぎたら「行き違いになってたらスミマセン」とか言いながら、相手に催促の電話をかけることもできる。

 けれども今回は、「その日」がいつなのかも分からなければ、おなかに手を当てて催促しても、返事はなし(当たり前だ)。「そろそろ出てきていいですよー」と声をかけているのですが。

 生まれたら否応無しに「思い通りにいかない生活」が始まるのだから、それに慣れるという意味でも、必要な時間なのかもしれません。今までのように、自分の組んだタイムスケジュール通りには行かない、自然に、相手に(赤ちゃんに)、任せる生活。

 新しい世界が見られることを楽しみに、中の人のタイミングに委ねて、残り少ないニンプ生活を楽しむべく、ゆったりと構えることにします。

21世紀に受け継がれる「やりたい放題」



 妊娠して以来、何度もベビー用品店へ通いました。

 基本的には、今までの生活では目にすることのなかったものばかり並んでいるけど、中には「こんなのあった!」と、自分の子どもの頃を思い起こさせるような商品も。

 この前見つけて興奮してしまったのが、コレ。




思わず目がいく、手が出る、身の回りの実用品そっくりないたずらアイテムが大集合!
(amazonの説明より)

 おむつ姿の赤ちゃんが電話したり、ティッシュを出しまくったりするCM、昔ありましたよね。※YouTubeで探してみたけど、見つからず。残念。

 最後の「やりたい放題」っていう男の人のナレーションがなんだか印象に残ってて、お店で商品を見た瞬間に、フッとよみがえってきた。今思うと、「やりたい放題」っていう商品名に、子どもながらにインパクトを感じてたんだろうな。

 しかし、このおもちゃが、そのままのネーミングで今まで生き残っているとは!ちなみに21世紀版には、ケータイやタブレット的な要素も盛り込まれていました。

 それにしても昔は、今思うと「えっ?それ単独で?」というようなCMがたくさんありました。

 夏の時期のドラゴンボールの合間に流れる、子ども用目薬とか。頻繁にCMが流れる割に、使っている子どもは見たことなかったなぁ。



 いつでも「新発売」のケンちゃんラーメンとか。



 「ねるねるねるね」とか。



 下記2つの売価は「100円」(お店ではもっと安く売ってた気もするけど)。子どもの記憶に残るほどCMを大量投下して、費用対効果が出てたのかしら。

 今は、車、不動産、ケータイゲームのCMばかり。それとも、これから子ども向け番組を見るようになったら、子ども向け商品の(バカバカしい)CMも、目にするようになるのかな。

2013年6月18日火曜日

青春18きっぷの思い出【3】川原湯温泉



 大学卒業の年の春休み、青春18きっぷを使って日帰り卒業旅行へ行きました。向かったのは、群馬県の川原湯温泉。「もうすぐダムに沈む」という触れ込みに刹那的な何かを感じたのでした。

 お金もなかったので、日帰りで温泉につかり、高崎駅でだるま弁当を購入した程度で、とりたてて印象的な出来事もなく、すっかり記憶の奥底へと追いやられていた旅行でしたが・・・2009年、突如かの地を思い出させるような出来事が。

 そう、民主党政権下による八ッ場ダムの中止計画です。「あっ、このダムに沈む(はずだった)のかぁ」という感慨とともに、少し侘しげだった温泉街の風景を思い出しました。結局、中止が中止になり、工事は再開。これまでもたびたび工期が延長されているようで、果たしていつ沈むのやら。

2013年6月17日月曜日

青春18きっぷの思い出【2】最後の愚直な旅



 2度目の大きな「18旅」は、社会人2年目だったかな?とにかく、あの頃は疲れていた・・・。ストレスで飲んで散財しちゃってて、社会人のクセに海外に行くお金もなく。そこで思いついたのが、やっぱり18きっぷだったのでした。

 お盆の一斉休みを「電話当番」として出社し、空いてる時期にずらして休暇を取得。向かったのは東北です。

【初日】
私鉄駅よりバスで三鷹まで、八王子経由で八高線(乗りたかった)→夜、新潟着。ビジネスホテルに宿泊。

【2日目】
日本海側をひたすら北上。日本海の景色に心奪われる→午後、秋田着。レンタルサイクルで千秋公園など観光→大曲、北上経由で夜、盛岡着。じゃじゃ麺など食し、ビジネスホテルに宿泊。

【3日目】
田沢湖線、大曲を経由。途中、駅名に惹かれて「後三年」駅で途中下車したりも。→新庄を経由し、陸羽東線へ。仙台を経て、実家のある地元駅へ。数泊し、帰路はもちろん、残りのきっぷで東京へ。


・・・うろ覚えだけど、こんな感じだったかな?路線図を見るとちょっと無理がある旅程のような気もするので、記憶違いの部分もあるかもしれない。

 ビジネスホテルに宿泊してるあたり、学生の頃より少し進化してる(笑)。盛岡では「カプセルホテル」に宿泊しようと思ったのですが、どこも女性はお断り。(「カギがかけられない構造だから」というのが、大きな理由のようです。オンナの一人旅は、日本国内であろうと、なかなか気を遣います(安全第一!)。

 新幹線も特急も使わない、あくまで「愚直な18旅」でした。社会人でよくやったよなぁ〜、と思います。(当時もさすがに恥ずかしくて、同僚にもあまり言わなかったような気がする)

妊娠中に役立ったもの(備忘録)



 9か月間のニンプ生活で、役立ったものを書き留めておきます。

【妊娠初期】

◎妊娠に関する基礎知識本


妊娠が確定したその日、病院の帰り道で買いました。



 「た○ごクラブ」やネットでの検索もいいですが、やはり初期〜出産まで、基本的な知識が網羅されているものを1冊持っておくと安心です。月数が進むたびにこの本を開いて、「いま起きていること」「これから起きること」を確かめていました。


◎漫画「ぽっかぽか」


 酷い症状こそなかったものの、初期は難しい本が読めなくなりました。そこで役立ったのが、漫画。すでに何百回と読んだ「ちびまる子ちゃん」の再読とともにハマったのが、
図書館でなんとなく借りた「ぽっかぽか」という漫画。



 郊外に暮らす父、母、娘(幼稚園児)の家族のお話。一緒にごはんを食べる時間を大切にし、貧しいながらも楽しく暮らす3人家族。

 主人公の麻美は、手を抜けるところは抜くけど(でも、おやつはちゃんと手作り)、大切なことが何かちゃんと分かってる人。「こんな家族になりたいな」と、素直に思えます。

 子どもを迎える前のこのタイミングで、この漫画に出会えて良かった。図書館で借りて読んだのに、結局、全巻揃えてしまいました。


【妊娠中期】

◎アルバイト


 妊娠5か月で、フルタイムの仕事は退職。その後は、以前勤めていた会社に誘われ、アルバイトをしていました。週2〜3出勤or外回り+都合に合わせて在宅で1日数時間。夫は「せっかく仕事辞めたんだから、無理しなくていいのに」と不思議な顔をしていましたが・・・。

 「スタイを手作り♪」的なマタママ(=マタニティママ。ニンプのことらしい)になりきれなかった私にとって、ニンプ生活にリズムを与えてくれるこのスタイルが、とてもピッタリきました。新幹線で高崎まで行ったりしたなぁ(笑)。

 外出先でランチ食べたりするのも楽しかった。動いてるおかげで、体重も5kg増程度に抑えられました。仕事してなかったら、おやつ食べまくりですごいことになってただろうな・・・。

 出産後も、同じスタイルでできる範囲から復帰するつもり。こんなスタイルを認めてくれる会社にカンシャです。


無印良品のノンカフェインティー


 妊娠判明後、ネスカフェのノンカフェインコーヒー一辺倒だったところに、ある日見つけたのが無印良品のアロマティー。パッケージにはしっかり「ノンカフェイン」の表記があり、安心して購入可能です。

 「マスカット&グリーンルイボス」「ライチ&グリーンルイボス」など、味も数種類あって楽しめます。授乳中もお世話になりそうです。


◎マタニティビクス


安定期に入ってから始めました。当初は「マタニティヨガ」ができるところを探していたのですが、最寄りのフィットネスクラブでやっているのは「ビクス」のみ。まあ、いいか・・・と通い始めたのですが、これが大正解!

 初期に「無理するな」「運動は控えろ」と言われてなまりまくっていた体が、初日の体験コースでぽっかぽか!即日入会の手続きをして、ほぼ毎週通いました。

 「え?ジャンプなんかしていいの?」と最初は戸惑うような動きもありますが、慣れると「体を動かすのって気持ちいい!」と病み付きに。マタニティビクスに行った夜はぐっすり眠れるのも良かった。

 ある日子連れでやって来た「卒業生ママ」たちに聞いたところ、みなさん安産だった模様。・・・というわけで、効果の集大成にも期待しています。


 とりあえず、思いつくのはこんなところでしょうか。ちなみに、今日陣痛が来なかったら、明日(予定日)にはこれを飲もうかと。






















 「陣痛を呼ぶアイテム」としてあるあるなのが、オロCと焼肉のようです。根拠は不明ですが・・・。

2013年6月16日日曜日

青春18きっぷの思い出【1】初めての18旅



 「旅の手帖」最新号が、青春18きっぷの特集でした。夏恒例?もうそんな季節なんだなぁ。


 私が初めて「18旅」をしたのは12年前、大学3年生の頃のこと。お金も勇気もなく、海外へ行くというアイデアがなかった私は、時間ばかりあり余る夏休み、西へ西へ向かう旅程をひとりで組みました。

【初日】
東京より「ムーンライトえちご」(車中泊)→朝、京都着。金閣寺など観光→夕方、大阪着。戎橋など観光

【2日目】
大阪より「ムーンライト九州」(車中泊)→朝、福岡着。ラーメンなど食す→昼、広島へ向けて出発→夕方、広島着。お好み焼きなど食す→広島のユースホステルに宿泊

【3日目】
広島、原爆ドームなど観光→昼、米子へ向けて出発→米子より「ムーンライト八重垣」(車中泊)

【4日目】
朝、京都着。金沢へ向けて出発→午後、金沢に到着。→金沢のユースホステルに宿泊

【5日目】
金沢より、大糸線など経由して東京へ帰宅。

・・・以上が、おおまかな流れ。東北出身の私は、とにかく西へ西へ行ってみたかった。今では体力的に絶対無理な行程だ。。恐るべし20代。

 ちなみに、上記のうち「ムーンライト九州」と「同八重垣」はすでに廃止。「ムーンライトながら」も、かなり限定された運行になっている模様。いまはLCCとか格安バスとか、いろいろあるからねぇ。

 当時は家にネット環境を持っていなかったため、全て図書館で借りたガイドブックと時刻表のみが頼りでした。

 本も、各地の本を全部持って行く訳にいかないから、必要そうな部分をコピーして。いまなら、分かんないことがあったらスマホでサッサッ、だけど。

 琵琶湖のほとりを通る湖西線の終着駅から北陸本線への接続が、時刻表を見てもどうしても分からない・・・まあ、行けば何とかなるだろうと思っていたら、実際に何ともならなくて(時刻表は嘘をつきません)、なーんにもない駅で4時間くらい待たされたこともあったなぁ。

 「18きっぷ本」てのも、今でこそ旅雑誌の定期的な特集や、キレイな写真満載のムックがたくさんあるけど、当時はあまりなかった。モデルケースをなぞるだけではない、本当に「オリジナルの旅」を作り上げる必要があったのです。大げさだけど。

 さて、この旅以降、ちょっとした日帰りの旅や、実家への帰省にも、18きっぷをどんどん使うようになりました。いまだに新幹線や飛行機を使うお金をもったいなく感じてしまう(笑)。目的地近辺を見て、「この未乗車路線にも足を伸ばせるかな」なんて、毎回考えてしまいます。

 子連れでは、しばらくは無理そうかな。廃止の噂が定期的に出る切符ですが、いつまでもあって欲しいです。

2013年6月14日金曜日

お座敷列車の回は保存版!あまちゃん

登場人物勢ぞろいバージョン
海女のアキちゃん、単独バージョン

(谷中の道ばたに貼ってあったポスターを撮影)

 時間がたっぷりあるニンプ生活を、潤いあるものにしてくれてるのが「あまちゃん」。いまでは、朝、昼再放送、夕方〜夜にかけて録画したものを(あわよくば夫にも
見せる)、と1日3回は見ないと落ち着かない始末。

 朝、昼の放送終了後は、「あまちゃん」リアルタイム検索で世間の反応をチェック。そこで自分では気づかなかった小ネタを知り、確認のために再度視聴。もはやすっかり生活の一部です。

 その魅力はあちこちで語られてるので割愛。とにかく、登場人物一人ひとりが魅力的!勢い余って、サントラも予約してしまいました。

 さて、ドラマに登場する「北鉄(きたてつ)」こと北三陸鉄道は、実在する「三陸鉄道」(通称「さんてつ」)がモデルになっています。ドラマでアキとユイが歌って踊ったお座敷列車も、実際に運行しているそう。う〜ん、ウニ丼食べたい。

 また、この三陸鉄道は、3.11の震災後、わずか5日で運行再開をした路線としても知られています。その様子は「さんてつ」という漫画に詳しいです。

 そして、「あまちゃん」では、震災と北鉄がどのように描かれるのでしょうか。ドラマの中の駅長や副駅長と、漫画を重ね合わせると、ちょっと辛い・・・。

 いまだ不通区間がある同路線ですが、来年の4月には全線開通見込みとのこと。おなかの中の子と乗りに行ける頃には、きっと開通してるね。

 ドラマのほうは24日から、アキがアイドルをめざす「東京編」がスタートとのこと。子が生まれたら、当分は録画を溜めてしまいそうですが(予約はすでにバッチリ)、落ち着いたら1話につき3回ずつ見ようと思います。







2013年6月13日木曜日

公園に屹立する200系



 これも妊娠してから知ったこと。「臨月は、とにかく歩くのが良い」。

 私の先生はアレしろコレしろと一切言わないので、「歩け」も特に言われてませんが、あまりに多くの人から聞き、文献で見たりもするので、私も試してみてます。

 1日1時間。「生まれてきたら、お散歩で来ようかな〜」なんて、下見も兼ねつつ歩いてます。


 近所の公園にて。トイレが新幹線型です。しかも屹立。いまはなき東北新幹線「200系」でしょうか。我々世代からすると、「いわゆる新幹線」といえばコレですね。

マタニティマーク考【2】




















 再びマタニティマーク考。

 マークを付けるようになってから、困ったのが電車内での「立ち位置」です。妊娠前は、ロングシートの方にグイグイ入っていって、空いた席をすかさずゲットするぞ!というタイプだった私。

 妊娠後も、同じ動きで席を確保できれば充分だったのですが(元気ニンプだったし)、マークを付けていると、どうしても「いますぐ譲って」感が出てしまう。朝、やっとの思いで席を確保した人の目の前に私が立つことで、どれだけのプレッシャーをかけてしまうのか・・・。

 かといって、ドア付近の空間にいては、席がいくら空いても遠くてゲットできない。

 ということで残るは「優先席前」。私も、妊娠前に座った時は「優先すべき人が来たら譲るよー」という気持ちでいたし。ロングシート前にいるよりは、堂々としてられるかな、って。

 まぁ、まず譲られることはありませんでした。しかも、優先席はロングシートに比べて席数が少ないから、当然席が空く確率も低く、妊娠前よりも座れることが少なくなった。何だかなぁ。

 「だったらマーク付けなきゃいいじゃん」?それは前項にてご説明・・・。

 ちなみに、朝の通勤時に席を譲ってもらったことは1度もありませんでした。元気ニンプとはいえ、人身事故で40分くらい車両が止まった時はさすがに辛かった。

 夕方や休日には、多くのあたたかいお声がけをいただきました。降り際に「お大事にね」なんて声をかけてくれるオバサマもいたり。感謝しきりです。

 それから、自分がマークを付けるようになると、マークを付けている人が急にたくさんいるように感じるのなんでだろう〜♪

マタニティマーク考【1】




















 マタニティマーク。

 妊娠前は、コレをつけてる人を見たら、すぐに席を譲るようにしてました。「あれっ?この人ニンプさん?それともただのデ○?」という時には、さりげなくバッグを見て、判断基準にもしたり。

 妊娠5か月まで都内まで通勤していたので、妊娠が分かるとさっそく駅でもらい・・・ましたが、付けるのに躊躇してしまった。

※余談ですが、「母子手帳発行の際にももらえる」みたいな記述をよく見かけたので、私ももらえるのかなぁ〜と思ってたら、キーホルダーではなくステッカーでした。(埼玉県某市)足立区の隣なのに、クルマ社会なのね。モータリゼーション。

 さて、マークを付けるのに躊躇した理由。つわりもなく元気ニンプだったので「譲ってもらわなくても」という思いがあったこと。それから、ネットの声を調べると、このマークかなり賛否両論なんですね。

 「ニンプなんだから譲ってもらって当然ということか!」とか(←思ってないよ)、「幸せアピールのつもり?」とか(←考え過ぎでは・・・)、「子供を作ったのは自己責任!なんで譲らなきゃいけないの?」とか(←・・・)。さらには「不妊の人が見たらどう思うか考えろ」というものまで。

 でも、いろいろ考えましたが、やはり私は付けることにしました。だって、おなかの子を守れるのは、自分しかいないから。「どう感じる人がいるかを想像する」のも大事だけど、やっぱり、自分にとっていちばん大切なものを守らなくてはいけない。

 この件で、昔勤めていた会社で聞いた社長の訓話(?)を思い出しました。「私はどこからでもはい上がれる。全てを失って、清掃夫になってもいい」(※求人を取り扱う会社で、「職業に貴賤なし」がモットーだったのに(笑))。私はこれを聞いた時、「従業員の親や知人に清掃夫がいたりする可能性は考えないのかな」と、ぼんやり考えていました。

 でも、そんな可能性を考えるよりも、「この話に共感できる社員」に向けてメッセージを発することが重要だったんだなぁと、後から気づきました。全ての可能性を検討していたら、意見や立場を明確にすることなんてできない。私は「共感できる社員」じゃなかったから、辞めちゃったけどね。

 だから別に、マークに反発を感じる人は、譲ってくれなくていいです。私も、登山に向かうバス(特に帰路)では、お年寄りハイカーに席譲らないもん。「ここに来る元気あるだろ!」って。

 マタニティマークは、「席を譲って欲しい」(のはやまやまですが)以前に、「おなかの子を守っています」ということ。マークを付けているか否かで、緊急時の対応が変わる可能性もあるらしいですし。

・・・なーんてグチグチ考えなくても、弱い立場の人が自然と手を差し伸べてもらえる、やさしい世の中であって欲しいものですが。

2013年6月12日水曜日

臨月に思うこと(備忘録)



 現在、臨月。長かった妊娠生活も、まもなく終了です。

 自分が妊娠してみると、自分が妊娠や子育てについて何も知らないことを知りました。興味がないことや身近に感じられないものについては、とことん無知であることを痛感。例を挙げていくと・・・

◎つわりは「妊娠初期」に起こるもの。


→「妊娠すると、つわりというものに苦しめられる」と漠然と認知していたのみ。初期だけに起こるものだとは。

 子どもの頃、妊娠中に入院してるおばのお見舞いに行ったことがあります。幼いながらに「つわりで入院」と思い込んでいたけど、もしかすると「切迫早産」や「切迫流産」(←これもこのたび知ったワード)だったのかも?


◎つわりは「吐く」ばかりではない!


→「吐きづわり」、「食べづわり(何か口に入れてないと辛い)」、「寝づわり(とにかく眠い)」の3種類があるとのこと。幸い、私は「オエ〜」のような、世間で言う「ザ・つわり」はなく、振り返ってみると、とにかく眠くてしょうがなかった「寝づわり」だったように思う。が、寝るのがつわりと認識している人は少なく、単なるナマケモノに見えていた?


◎妊娠期間は10か月!


→「妊娠8か月」「妊娠9か月」はよく聞くけど、「妊娠10か月」ってあまり聞かない。だから、妊娠期間って9か月間くらい?といったゆるい認識しかなかった。「妊娠10か月」は「臨月」にほぼ言い換えられるから、あまりコトバとして聞く機会がないのかな?「36w5d」(36週5日)といった数え方も、このほど初めて知りました。


◎食べちゃいけないものがいろいろある


→アルコールは即禁止、カフェインも極力控えるなど、常識の範囲内で思いつくものはすぐに対応しましたが、調べれば調べるほど、禁止の食べ物が多い!

 生肉、生ハム、まぐろ、カビ系チーズなどなど(うまいものばかり!!キー)、うなぎやレバーに至っては、「積極的に摂ろう」と「控えた方が良い」の両方があって、混乱。。

 まあ、結論としては、あまり気にせず、生ものだけ気をつけて、バランス良く食べるのが良いのではないでしょうか。「あまり神経質になりすぎてストレス感じるのが、いちばん良くないよ」というのは、気にし過ぎニンプを励ます常套ワード。


◎(番外編)子連れの人を見る目が変わる


→これまでは、電車やレストランで騒ぐ子どもを「うるさいな」と思ってましたが、もうじき自分が「そっち側」になると思うと、親御さんを応援する気持ちに・・・。冷たい目線を送っていた頃の自分を懺悔しつつ。我が子は電車におとなしく乗ってくれるかな・・・いまからドキドキ。


・・・と、まあ、何の知識もなく始まったニンプ生活でしたが、無事にここまでたどりつきました。何事も「何とかならないことはない!」だ。

 周囲の理解のなさに憤慨したりもした一方、あたたかな気遣いに感激することもたくさんありました。街中でニンプさんを見たら、これまで以上に優しくしようと思います。