温麺天国白石で、あえての蕎麦
まずはお昼ごはん。食べログで夫が探したお店へ。白石といえば温麺(うーめん)ですが、なぜかおそばです。
鴨せいろ 1200円 |
普段は「食べた」感を得られる野菜天せいろなどを頼みがちな私ですが、この日の気分は鴨。これが大正解。「鴨がネギしょって・・・」の意味を、身を以て体感しました。おそばも繊細でおいしかったです。
遠方のナンバーの車も多く、人気店なことがうかがえました。お店を出ると、なんと蕎麦切れで閉店。ラッキーでした。
座敷の席で食べたので、娘は夫が片手で抱っこ食い&つかまり立ちをさせることで乗り切りました。吉田戦車「まんが親」には、1歳を過ぎた娘さんを「食い物を目的とした小旅行」に連れて行くくだりがありますが、我が家も一緒に食べられるようになったら、もっと楽しめるかな?
ちなみに、食べ終わったタイミングで娘はウ○チ。。近くにイオンのようなショッピングセンターはないか?それとも高速にとりあえず乗って最初のPAに寄るか?などと考えつつ、ダメ元で寄ってみた地元系のスーパー「ヤマザワ」には、おむつ替え台だけでなく、なんと授乳室までありました。地元の底力にビックリ。
江戸の町並みまである、イマドキのPA
おむつも替えてすっきりしたら、ひたすら東北道を上ります。最近よく「SA・PAが変わった」と言われますが、イマドキは授乳室もあるんですね。
キレイめなところにはあるし、ないようなPAは人も多くないから、すみっこのほうに駐車して授乳ケープであげれば問題なし。高速の旅は、授乳に関してはノンストレスと言えるでしょう(まあ、娘も8か月になり、授乳間隔もだいぶ空いてきたから言えることかもしれませんが)。
帰路のメインイベントは、羽生PAの「鬼平江戸処」。「鬼平犯科帳」とコラボし、PA全体が江戸の町並みを再現したつくりになっているというのです!
なぜ埼玉なのに江戸?なぜいま鬼平犯科帳?など疑問は尽きない上、鬼平一度も見たことないけど(鬼平のテーマだと思ってしばらく車内で口ずさんでいたメロディは、歌い進めてみると「・・・誰が呼んだか銭形平次〜♪」でした)、何だか楽しそう!というわけで行ってみました。
すでに日没後だったので、よく見えませんが |
中の造りも凝ってます |
一歩中に足を踏み入れた人たちの感想は、だいたい「すごーい!何コレ!」か「テレビでやってるの見た」のどちらかに分かれてました。我が家は私が前者、夫は後者。
売店や飲食店のラインナップは、伝統が感じられる、いわゆる「老舗」が厳選されています。
どうでもいい話ですが、こういう「和」を売りにした新しい商業施設には、必ず手ぬぐい屋さんが入っていますね。私はわりと手ぬぐいを使うほうですが、店舗がこんなにたくさんあるわりには、普段から手ぬぐいを使ってる人ってあまり見かけないような気がします。
飲食スペースはフードコート方式で、どの店もセルフサービスです。夜ごはんには、「五鉄」で軍鶏鍋定食をチョイス。
「五鉄」は鬼平犯科帳に出てくるお店で、親子丼で有名な人形町「玉ひで」がモデルと言われているそうです。こちらのお店は、その玉ひでのプロデュースによるもの。やはりだしが違うのか、卵をからめて食べる軍鶏鍋はなかなかのお味でした。
PAなので、思ったほど大きな施設ではありません。話のタネに寄ってみるのにちょうどいいスポットと言えそうです。
それにしても、私が子どもの頃は、SA・PAのお店って全然おいしくなくて、外の売店で売っている鮎の塩焼き(たいてい500円)が旅情をかきたてるこの上ないアイテムだったのですが、今の子は楽しみがいっぱいありますねぇ。うらやましいです。
【2014年3月訪問】