「富士山より高く」と夢見たあの頃
お砂場遊び。子どもは大好きですよね。
私も小さい頃は大好きでした。おだんごづくりに棒倒し、溝を掘ってお水を流して川に見立てたり。そして、何と言っても定番はお山づくり。湿り気のある茶色い砂を積み上げ、仕上げ(?)にふるいで白くてサラサラの砂をまぶすのがオシャレだと思っていました。
「ここの砂を永遠に盛っていけば、富士山よりも高くできるんじゃない!?」と盛り上がり、「じゃ、明日ゼッタイに続きやろうねー!」と友達と別れる。翌日、勇んで砂場を訪れると、当然、お山は誰かに踏みつぶされている・・・そんな経験を経て、子どもは「この世に絶対なんてない」なんて学んでいくのでしょう。
しかし、あれは一体誰が踏みつぶしていたんだろう。犬?6年生?それとも大人?翌日まで山が残っていたことは一度としてなかったような気がしますが、逆に毎回毎回、律儀なものだと感心します。
1歳4か月の我が娘も、最近は砂遊びが大のお気に入り。砂場に解き放てるのは、「何でもお口に入れる赤ちゃん」を卒業した証でもあります。
ところが、砂場は公園の中でも日陰にあることが多く、また、砂遊び中は動かないので、寒い。。母としては、公園のメインゾーンにある日の当たるすべり台や、広場で追いかけっこをするなどして体を動かしたいところですが、砂遊びに夢中な娘は寒さなど感じない様子。むしろ「アッチ(暑いの意。なぜかガラが悪い。。)」と言ってアウターを脱ぎだす始末です。
あなどるなかれ「柵」の存在
さて、ご存知の通り、最近は「柵」のある砂場が増えましたね。
お砂にトンボ(ホウキ?)をかけた跡があれば完ペキ |
もちろん、犬猫の糞を防止するためのものです。私の子どもの頃は、糞があると、誰かのお母さんがスコップでヒョイって除けてくれ、そのまま何事もなかったかのように遊んでいたと記憶していますが。衛生観念が今とはだいぶ違った、ということで片付けておこう。。
写真のような柵付きの砂場だと安心して遊ばせられますが、この他に「カバーで覆ってある砂場」「むき出しの砂場」のパターンがあります。
「カバー」は、下の砂はおそらくキレイなんでしょうが、カバーが汚れていることが多く、めくってまで遊んでいる親子を見たことがありません。「むき出し」も、できれば遊ばせたくないのですが、子どもが勝手に突入してしまうのが困りもの。
先日は、この「むき出し」タイプの砂場に娘がロックオン。そこへ別の親子がやってきて遊び始めたので、「キレイなのかな?」と思い、放り込んでみることに。
何も道具を持っていなかったので、手でお山を作ってあげていた私。ふと娘を振り返ると、何やら指先でネチャネチャと黄色めの物体をつまんでいる・・・・ギャー!!○×△※#(以下自粛)
「柵なんて、昔はなかったよね。今の子はチョット過保護なんじゃないのー?」なんて思っていた考えを一掃いたしました。もう柵付き以外では遊ばせません(いまだにちょっとトラウマ)。