2013年9月19日木曜日

ご当地選手の凱旋、草加の場合



 東京オリンピックの開催が決まり、世の中が盛り上がっています。

 オリンピックの楽しみといえば、もちろん第一は観戦。そして、大会終了後には、「ご当地選手の凱旋」というもう一つの楽しみがあります。

 長野オリンピック終了後には、仙台で行われたフィギュアスケートの荒川静香選手と田村岳斗選手の凱旋公開練習会のようなものを見に行ったなぁ。その頃は田村選手にゾッコンだったので(まさにミーハー・・・)、「アラカワシズカ邪魔〜!」と思っていたっけ。まさか8年後に金メダルを穫り、演技に涙させられるとはゆめにも思いませんでした。

 前回のロンドンオリンピックでは、体操日本男子が大活躍。その主軸となった内村航平選手も所属するコナミ体操部の練習場が、わが草加市にあるのです。これはもしや・・・と思い、毎日のように「草加 内村 パレード」などと検索していました(笑)。

 コナミ本社のある六本木での会見や、地元の長崎でのパレードを経て、「で、草加は!?」とやきもきしていたところ、ようやく9月末に市役所を訪問してくれることになりました。

手作り感満載。業務の合間に作ったのかな?
待ちわびる草加市民たち 
いちばん左が内村選手

  オリンピックの余韻もずいぶん冷めてきた頃でしたが、大勢の市民が集まり、盛り上がりました。この日、選手たちは名誉市民になったそう。「たまたま練習場があって、そこに住んでる」だけですが・・・うれしいのかな?

 東京オリンピックの頃にどこに住んでいるか分かりませんが、娘と一緒にどんな楽しみ方ができるのか、今からワクワクです。

【2012年9月訪問】

2013年9月11日水曜日

7歳になったら、東京オリンピックを見に行こう



 2020年、東京オリンピックの開催が決まりました。そこで、昨年9月、東京スカイツリーが5色に灯った日のことを。

 光り方はこんな感じです。


(1)紫、(2)赤、


(3)オレンジ、(4)緑、


(5)青、と、5色の光が、順繰りに上へ登っていく仕組み。

 てっきり、5色にパート分けして光るのかと思っていたのですが。なかなかキレイではあったけど、「5色」感はあまりありません(若干の拍子抜け)。そもそもスカイツリーはスケルトン仕様なので、ライトアップにはあまり向いていないんだよなぁ。

 ふもとや付近の橋には、ケータイを掲げるにわかカメラマンや、バズーカみたいなカメラと三脚を携えてやってきた本格派カメラマンが多数いらっしゃいました。



 帰りはとうきょうスカイツリー駅から。駅名表示が光るようになっていましたが、こちらは5色未対応でした。「粋」(ブルー)と、「雅」(江戸紫)の2色仕様。



 これらの誘致祈願が実を結び(?)、無事、オリンピックが東京で開かれることになりました。なんやかんや落選するんじゃないかと思っていたから、8日の朝、起きてびっくり。TVの中はオリンピック一色でした。
 
 しかし、昔の私だったら「税金の無駄づかいハンターイ!」なんて思っていたように思うが、今思うことは・・・「7歳になった娘を連れて、一緒に見に行きたい」。ニュースでチケットの値段について説明していたので、食い入るように見てしまった(平均価格4400円とのこと。「広く見てもらえるよう、求めやすい価格帯を多くする予定」とか言っていたが・・・高いよっ!!)。

 なんだか丸腰になってしまった自分。でも、せっかく世紀のイベントが開催されるなら、思い出にしてあげたいと思ってしまう。親って単純です。そしてきっと、7年なんてあっという間。

【2012年9月訪問】

2013年9月3日火曜日

たぬきの悲哀、カチカチ山ロープウェイ



 富士山旅行では、河口湖畔にある「カチカチ山ロープウェイ」に乗りました。乗車中には河口湖が、山頂では富士山が裾野までキレイに見えます。


 このロープウェイのある天上山は、昔話「カチカチ山」の舞台と言われているそうです。山頂にある茶屋は「たぬき茶屋」だし、ロープウェイの車体にもたぬきモチーフがあしらわれています。


 ところで、カチカチ山ってどんな話だったっけ?と思って、案内板に目を向けてみると・・・


 要約すると、昔、おじいさんがたぬきをつかまえて、たぬき汁にするようおばあさんに頼んだ。しかし、おじいさんが畑に行っている間に、たぬきがおばあさんをだまして殺し、ばばあ汁(!)を作った。おじいさんはそれを知らず、ばばあ汁を食べてしまった・・・(!!!)。

 事実を知り、泣き暮れるおじいさんを見て、ウサギが仇討ちを開始。たぬきが背負った薪に火をつけてヤケドを負わせ(!)、ヤケドの跡にカラシを塗り(!!)、舟遊びに誘って泥舟に乗せ、溺死させてしまう(!!!)・・・というお話。

 案内板は「・・・ちょっと残酷なお話ですよね。」なんてまとめているが、ちょっとどころではない気がします(笑)。これを読んで以降、至る所にあるたぬきモチーフが、物悲しく見えてきました。かわいらしくデフォルメされているだけに、なおさら。

 ちなみに、裁判員制度導入の前に、この「カチカチ山」を題材に模擬裁判を行った小学校があるそうです。結果は、ウサギ被告人15年の懲役とのこと。

 カチカチ山ロープウェイ、料金は大人700円、子ども350円(往復)。三つ峠への登山口にもなっています。駐車場が狭く、少し待つ場合もあります。

【2013年3月乗車】